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主人の父親、
つまり私の義父は
金融関係の仕事に長年従事していました。



昔から
武家でも農家でも
長男が跡を継ぎ、
次男以下はみな他の仕事を探して独立するのが
お約束事でした。


農家の三男だった義父は
金融関係の道を選んだそうです。


義父は家を出て、
都市部でサラリーマンとして働き始めました。


しばらくして、
様子を見に行った母親(=主人の祖母)は

息子が三つ揃いの背広を着て、
カバンひとつだけ持って仕事へ出かけていく姿に
驚き、心配し、こう言ったそうです。




「あの子は、クワを持たずに仕事ができるんだろうか」




主人は笑い話として教えてくれましたが、
私はその話を聞いて、
いたく心を揺さぶられました。



祖母にとっては
おてんとうさまの下で
朝から晩まで身体を動かすことが
「働く」ことだったのです。



「人」が「動く」と書いて、働く。



自分が汗水たらして動き回ることで
「傍(はた)を楽にする」のが「働く」だと。


田畑を耕し、お米や野菜を育て、蚕を育て
子どもを育て、牛やヤギや鶏たちの面倒を見て
身を粉にして働いてきた祖母にとって


机上で数字だけを動かして利益を得ることと、
自身の「仕事」の概念とが到底結びつかず、



世間様のお役にこれで立てるのだろうか
お天道さまのバチが当たるのではないかと
心から息子の将来を心配したのでした。



祖母の杞憂は
半世紀を経て現実となりました。




少しでも楽をして、
効率よく儲けることばかりを考える人々と
その社会の行く末を
祖母はもうすでに見通していたのです。



物質的、金銭的には
確かに豊かになったかもしれませんが、
いったい
いま
どれだけの人が心を豊かにできたでしょうか。






「文明が進めば進むほどに心は枯れていく」




2500年前に
お釈迦さまもそう言い残されています。



私たち人間が文明社会にどっぷりと浸かり
たった半世紀ほどで
大切なことをすっかり忘れ去って
おごり高ぶった感覚に


祖母の言葉が
頭をガツンと叩いてくれたような気がしたのでした。







<今日のおまけ>

先日、試しに買った出汁パックがとっても美味しかったです。


全くの添加物なし。
かつおぶしの最高級・本枯れ節がメイン。

本枯れ節は、時間をかけて醸す発酵食品。
だしの出方も香りも味も違いました。

普段のお味噌汁が、お店の味になった!






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